知っておきたい信用取引の金利

信用取引金利というのは、借りている金額にかかるのではなく建玉に対して掛かります。


例えば540万円の委託保証金で1000万円の建玉をするとすると、1年の金利は4.6パーセントとすると46万円になります。


この場合は、実質的な金利は借りた金額460万円に対して46万円ですから、年10パーセントの金利という事になります。


また、例えばある日にA銘柄を買ってその日のうちに売り、その日のうちにB銘柄を買うとA銘柄にもB銘柄にも1日分の金利が付きます。


金曜日に買って月曜日に売ると4日分の利息が付きます。


100万円に対する1日の金利は年利2.3パーセントとして63円。
年利4.6パーセントとすると126円掛かります。

したがって、大金を使って株式投資をしている人や長期に持っている人にとっては信用金利が高いということはかなりのコスト増になります。


松井証券が無期限信用取引の手数料無料を打ち出して、客を取ろうとすることは消費者保護の立場から見ると感心できません。


無期限信用取引を使おうとする人は、金利がかなり掛かるという事を頭に入れてください。