日証金満額調整の意味

皆さんも知識として知っておいたほうがよいでしょう。


基本的に言えば、証券会社が逆日歩負担のリスクをとりたくないために朝の段階で日証金に対して融資の申し込みをします。


何で満額で終わるかというと、満額の時点でそれ以上の申し込みを受け付けないからです。


各証券会社と日証金はオンラインでつながっているので、貸し借りの状態はすぐわかります。


例えば証券会社では自己融資(自己融資とは、証券会社が投資家の信用取引に際して、自社の責任で、その買い注文に資金を融資したり、売り注文に株券を貸したりすることを言います。)をしますが、逆日歩がつくと信用で買ってる人に逆日歩を払わなければなりませんが、買い注文に対して資金を融資している場合に、その証券会社の負担で逆日歩を払わなければならなくなってしまいます。


なお、本日は満額調整が17件あったそうです。



投稿で、日証金の貸し借り倍率がよくなったから踏み上げとか言う投稿は依然として多いですが、貸し借り倍率は操作しやすいので、ほんの参考程度に見ておいたほうがよいでしょう。
(日証金の数字はあくまでも、日証金との証券会社の取引であるのです)